日本食の代表として外国人からの人気も高い「回転ずし」を考え出したのは、「廻る元禄寿司」の生みの親、故・白石義明さん。人手不足に悩んでいたが、地元の料飲組合の視察で訪れたビール工場でヒントを得た。ベルトコンベヤーの上をビール瓶が次々と流れていく。回転ずしのアイディアが生まれた。
引用元 日本経済新聞
代償分割における代償財産の価額
【質問】
相続人4人のうち、甲が相続財産中のA土地を相続する代わりに、自己所有のB土地を、相続人乙に渡すことになった場合について
1.代償財産として甲、乙の課税価額に算入される金額は、B土地の相続税評価額か、それとも時価か。
2.代償分割としないで、相続終了後にB土地を乙に贈与した場合、贈与税の課税価額は相続税評価額で良いか。
【回答】
1.代償分割における代償財産の価額
相続人甲が相続によりA土地を取得する代償として相続人乙に甲所有のB土地を交付した場合、甲が遺産の代償分割により負担した債務を履行するための資産の移転となりますので、甲については、その履行の時における時価によりB土地を譲渡したことになり、所得税が課税されることになります。
乙が代償財産として取得するB土地は相続税の課税価格の計算の基礎となる財産ですから、代償債権として相続税の課税価格に算入される金額は、B土地の時価ではなく、相続税評価額に相当する金額によることになります。
2.贈与税の課税価格
贈与により取得した財産価額は、その取得における時価により評価することになり（相続税法第22条）ます。
その時価は、財産評価基本通達の定めによって評価した金額によるものとして取り扱われています。
従って、相続終了後に甲から乙にB土地の贈与があった場合には、その贈与税の課税価格はB土地の相続税評価額となります。
中小企業賃上促進税制適用の留意事項
雇用者給与等支給額が前期雇用者給与等支給額を超えている事により、その超過差額の最高45％の税額控除額が算定されるものの、法人税額の20％を控除上限とするとの制限規定で控除限度超過額が生ずる、というのは通常多いケースです。
今年の税制改正で、中小企業限定ですが、先の税額控除限度超過額は、5年間の繰越控除ができることとされました。その適用に当たっては、賃上げ促進税制の別表を作成提出し続ける事が要件となっています。
繰越欠損金の発生年や繰越欠損金があるためにゼロ申告となっている年でも、賃上げ促進税制税額控除超過額発生年となる事は通常の事なので、ゼロ申告書でも賃上促進税制の別表の添付をすることになりそうです。
従来においても、ゼロ申告の年でも、税務調査で納税額が出ることになる可能性がある場合に備えて、法人税申告書に賃上促進税制の別表を添付しておき、税額控除の適用の可能性を担保しておくべき、とは言われてました。
今後は、このようなリスク管理的な配慮での添付の必要性なのではなく、5年間の内に繰越限度超過額の利用の機会が生じたりすれば、税額控除の適用を受けられるものなので、添付洩れはあってはならない行為となります。
本年改正の賃上促進税制での5％上乗せ要件の「くるみん」「えるぼし」認定の要件内容は、➀プラチナくるみん、➁プラチナえるぼし、③13条くるみん、④9条えるぼし、の4種類です。
➀と➁のプラチナ認定は最上級の認定で、一度受けた認定で毎年の適用要件を充足します。③と④は基準適合した「くるみん」と『えぼし」で認定を受けた年のみが要件充足年となります。
ちなみに、「くるみん」とは、仕事と家庭の両立支援対策を課題とする次世代育成支援対策推進法に基づく認定制度です。「えるぼし」とは、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律（女性活躍推進法）に基づく認定制度です。
「くるみん」「えるぼし」とともに、都道府県労働局への申請により、厚生労働大臣の認定を受けることができる制度です
バカな奴は単純なことを複雑に考える。
普通の奴は複雑なことを複雑に考える。
賢い奴は複雑なことを単純に考える。
（稲盛和夫）
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